建築物
五重塔
五重塔を作るときは書物の写真や図、CGなどを参考にしました。モデリングの際に五重塔の本を読んで少し知識がつきました。 モデリングがきっかけで古来からの木造建築のことを知る機会ができました。 五重塔の知識は次に作る平等院鳳凰堂と部材の名前などで共通する部分が多くあり、ためになりました。 下絵に沿って土台を作りました。基礎の部分には柱を建てる下に四角い石の材料がいくつも設置されていました。 塔の中心の上部まで続く長い芯柱は、地面には接地しておらず、わずかに浮いているそうです。 塔の形を保つためだそうです。 モデリングする際は土台などは別レイヤーにして木材を並べるとき視点を変え下から見るときに妨げにならないようにしました。 土台の次に柱を建てて、五重塔の建築の様子の写真を見て内部の木を組んでいきました。図から木組みを読み取って組んで、修正して、と悪戦苦闘しました。木材を縦横に組むのより、斜めの木材が大変でした。 建物の屋根の上の方から軒先の方へ斜めに角材状の垂木がぐるりとたくさん並んでいますが、それが内部にも全部で三種類ありました。 先ほど書いた垂木のうち外側に見えているものは、角の部分までならべ、長さを端の方ほど短くしていきましたが、斜めになっていると、例えば正面からみて真横に 一文字に柱があればSキーとXキーで長さだけを短くできるのですが、斜めの木材を同じようにするとうまくいかなくて、 選択した木材を1本ずつエディットモードで木材の上部の頂点を選択して移動して短くしました。Zキーでフレームだけ表示して他の斜めの木材のエッジを目印にしました。 五重塔は屋根を支える部材が複雑に組んであって、それが書物からは良くわからなくて、立体の模型などが見たいと何度も思いました。 特に建物の角の三手先という肘木の上に肘木を組んでいく構造が分からなくて、苦心して組んで、また後で間違いを直しました。 建物の正面や側面の肘木を組むのは角よりは難しくありませんでした。建物のモデリングは、角が難しいように感じました。
平等院鳳凰堂
平等院鳳凰堂は五重塔の後に作りました。五重塔のときと違って、一部木材の面取をしてあるので、 データの大きさが五重塔の何倍にもなりました。 資料を見るまで知りませんでしたが、尾楼という建物が建物の後ろから尾のように伸びていました。 格子のように廊下が見える所は実物では真下に水路が通っていました。
大正時代の建物
ノベルゲームに登場させるためにモデリングした建築物です。大正時代の門司駅(停車場)の画像を参考にモデリングしました。 建物の裏側は作っていません。 門司駅は白黒の画像だったので、建物の両脇の木の茶色の部分などは想像です。細部も違っている状態です。 ノベルゲーム中には地方に住む大正時代のミクさんの小さな町に新しくできた駅という設定で登場します。
大正時代の東京駅当時の東京駅(東京停車場)です。絵葉書や当時の写真を参考にモデリングしました。 この東京停車場も建物の裏側は作っていません。